少しでも満足のいくお食事を召し上がっていただくため、少しでも美味しさを高めたい。そして、「美味しいお料理をお出しするために、真心をどのように表現しているのか」その一端をご覧いただければと思います。
いわま亭のうなぎは関東風。関西風の腹開きに対して背開き。「焼き・蒸し・焼き」の行程は欠かせません。
うなぎはあえて小さめのものを使用。大きな鰻は身の締りが悪い傾向があります。蒲焼や白焼は細かな骨を取り除かずにそのまま調理しますので、骨の柔らかい小さな鰻の方が、美味しく、安心して召し上がることが出来るからです。いわま亭の鰻は1尾約160~200g。産地は主に愛知・三河一色産。その時期の最良で信頼出来る鰻を県南、亘理町の鰻卸業者「門馬うなぎ店」より仕入れております。
うなぎは備長炭でじっくりと焼き上げます。やはり、鰻の調理に炭火は欠かせません。火が柔らかく、熱がじっくりと伝わります。絶妙な熱加減が鰻の余分な脂を落とし、旨味を逃がさずに中はふっくら、外はこんがりと焼き上がります。
たれの材料や分量は公開することが出来ません。いわま亭のたれは創業以来守り続ける、伝統の仕込み方法で作っています。たれの仕込みに丸一日。熟成に1ヶ月。丹精込めて作り上げたたれがうなぎの旨さを一層引き立てます。
うなぎは万葉の昔から精の付くスタミナ食として親しまれています。大伴家持の歌にも「武奈伎」と表記され詠まれています。「石麻呂に吾もの申す 夏痩せによしといふものぞ 鰻とり食せ」(万葉集)鰻に含まれる豊富なビタミンAは、消化器や呼吸器、目の粘膜を強化する効果を持っており、ウイルスの侵入を防ぐのに役立ちます。疲労回復、老化防止、免疫力向上にも効果的です。美味しくお召し上がり頂き、身体も心も元気になる。いわま亭では、そんな鰻料理をお客様に提供し続けたいと思います。
天ぷらはシンプルな料理。作り方だけ見れば至極簡単な手順ですが、基本的な各所作のタイミングや加減に難しさがあります。そのひとつひとつを丁寧に行うことが美味しさの秘訣だと考え、日々、天ぷらを揚げています。
エビやイカ、なすやさつまいもなど定番の食材に加え、ホタテや山菜類などの旬の食材も天ぷらでお楽しみください。
旬の食材は年中通してお出しすることはできませんが、時節に合わせた味をシンプルに楽しむのも和食の魅力のひとつです。
素シンプルな天ぷら料理の中で、独自の工夫を凝らした逸品がいわま亭のかき揚げです。大きめに切った海老やイカをたっぷりと使い、三つ葉を合わせて揚げます。外はさっくり、中はふんわり。海老とイカの食感と旨さ、三つ葉の香り。一口で色々な味が楽しめる贅沢な天ぷら料理です。いわま亭をご利用の際は、ぜひ一度ご賞味ください。
天ぷらを美味しく召し上がっていただくため、食べる際にひとつコツがあります。
山菜やさつまいも類の天ぷらは塩で、魚介類は天つゆにつけると更に美味しさが引き立ちますので、どうぞお試しください。
いわま亭は「岩間米穀店」という米屋が始めた料理店でした。今では料理店の方だけとなりましたが、お米へのこだわりは当時からずっと続いています。
いわま亭では、宮城県は登米の個人農園から玄米で直接仕入れています。仕入れたお米は鮮度を保つ為、都度小分けにして精米します。毎年秋、9月頃には新米が届きます。この時期の新米の、一段と引き立った味や香りは最高です。相性抜群の鰻と共に、ぜひ味わって頂けたらと思います。
仕入れたお米は、いわま亭で直接精米を行っております。特別な方法で精米をするわけではありませんが、一つだけ気をつけていることがあります。それは、精米は一週間ごとにすること。一度に仕入れるお米は一週間分以上ですが、まとめて精米することはいたしません。精米したお米は日が経つと味が落ちてしまうからです。そのため、なるべく小分けにして精米するように心掛けています。
「仕出しでも美味しいお料理を食べたい」「事情によりお店までは行けない」といった方のために、いわま亭では豊富な種類の仕出し料理をご用意しております。ご法要・ご法事または祝いの席など、大切な日、特別な日を最高のおもてなしでお迎えください。個数の大小にかかわらず、お気軽にお申込み頂けます。
少しでもお客様に満足してもらえるよう、誠心誠意心を込めて調理を行いますので、ご要望はぜひお気軽にお申し付けください。
ご法要の席などでは急にご欠席になる方も珍しくありません。そのような場合は当日でも遠慮なくご連絡ください。また、ご予約は予定日の3ケ月前より承っております。詳細な人数は後ほどでも構いませんので、安心してご予約ください。
※同日にご注文が重なりますとお引き受け出来ない場合もございます。ご注文はなるべくお早目に、予定日の1週間前までを目安にお知らせください。